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評論





「人のやらない事をやろう」
これって、難しいことですよね。ついつい人は仕事でも、生活でもぬるま湯に浸かってしまいがち。でも、みんなが嫌がっていても、やらなくてはならない事が世の中には沢山あります。私はちなみに「少し変った人」なので、こういう事態にはなるべく進んで取り組もうと心がけています。

よく「ホンダだったらやってくれそう」という期待を持ちます。常識を覆し、人と社会のために、技術で貢献する。ホンダが困難を解決する姿は逆に、我々に向けられたエールなのではないでしょうか?
「馬鹿野郎!やってみもしねぇで何を言っとるか!」
これは私もときどきやってしまうのですが、既成事実にかこつけたり、あまり成果の望めない事柄だっりすると、腰が引けてしまいますよね。
しかし、真のチャレンジングスピリッツとは、失敗を恐れない、こういう小さな勇気から始まるのではないでしょうか?いいと思ったことがダメでも他の方法がある。やれば答えに近づけるが、駄目だと決め付けては何も進歩しませんよね。
「人生の価値とは、感激や感動した数で決まる」
非常に単純明快な「真理」です。美味しいものを食べて喜ぶ。仲間と楽しく過ごす。綺麗な景色に感動する。「人生」という限られた時間の中で、我々が得られるこれらは、そのまま人生の価値なのだ。と宗一郎は看破していす。これは人生経験の長い人であればより心に深く響くことでしょうね。
日々時間に追われている現代人ですが、少し立ち止まって考えてみると、「よく生きる」ということは、実はそう難しいことではないのかもしれません。
国が栄えるから国民が幸福になるのではない。逆に国民が幸福になるから国が栄えるんだ。
だ、そうです。政治家のみなさん。増税する前に、所得を増やすのが先決では?
時間を守るということは、相手の生命を守ることだ
「時間厳守」当たり前の社会常識ですが、宗一郎の考えは独得でした「もし、俺が約束の時間を守らずに相手を待たせたら、その人の人生の一部分を殺したことになる。俺が時間通りに行けば、無駄なく用事を足せるんだ。だから、俺は時間と約束は必ず守るようにしている」
おっしゃる通りとしかいいようがありませんね。相手の人生の一部を無駄にしてしまう。ただ、迷惑をかけるというところよりも踏み込んで相手の事を気遣う。彼らしい表現ですが、我々もそう心がけるべきですね。
自分がつくるモノには魂をいれよ
私も田舎のハンバーガー屋ですが、自分が食べたらおいしそうな・・・。という視点で製品を見るようにしています。これは難しいんですよ。自分の好みと決して同じではないですからね。

自分がいいと思えるものを作り出し、それで誰か喜んでくれる人がいたら、誰かの笑顔のためにがんばれるなら・・・。それこそ、モノを作る人間は冥利に尽きるのではないでしょうか?
夢がなければ生ける屍 
突然ですが、皆さんの「夢」はなんですか?どんなにちっぽけでも、些細な事でもいいと思います。
夢、希望は全ての源、出発点です。自殺を決意する人でさえ、ある意味他の世界への期待、希望を抱くはずです。人間はどんなに失望しようとも、決して夢と希望を払拭できない生き物なのです。
また、持つだけの夢ではなく、実現に向けて、少しでも前に進めれば、また違った自分を発見できるのではないでしょうか?
宗一郎はこうも言っています
「夢は叶えると逃げていくんでね。また追っかける。(俺は)何時でも夢を追う男だね」
鈴鹿市あっての本田技研だ 
愛知県のとある企業城下町が、その膨大な納税額にあっさり自治体の名称を企業名と同じにしたことがあります。実は鈴鹿市も、鈴鹿サーキットで観光収入が増えたので、本田宗一郎のところへ来て「本田市」に名称変更したいのですがと許しをもらいに来たそうです。
「何をいっとるか、鈴鹿市あっての本田技研だ。順番があべこべだ」と一喝したそうです。
前出の愛知県の某市の場合、企業側は「まあ、当然の成り行きでしょうな」と答えたと言われています。

公私混同はしない。宗一郎らしい発言です。会社に「本田」の文字を入れたのを彼は終生悔やんでいたと言われています。「会社は働く従業員と株主のもの」と社長の地位にも固執しませんでした。そんな彼が、自分の名前のついた街など気分が悪いに違いなかったでしょう。

蛇足ながら、鈴鹿工場の誘致の際、他の自治体は何とか工場を誘致しようと接待攻勢をかけたそうですが、鈴鹿市は説明のときに出た「番茶」一杯だけで、実際の視察の際、雑草茂る旧陸軍飛行場跡地だったそこに、敷地予定地の端に職員を配置し、課長の合図で目印を上げ、判りやすく宗一郎に見せたといいます。その工夫にいたく関心した宗一郎は鈴鹿に工場を建設することを決定します。
鈴鹿サーキットの建設については、いずれまた別の機会に。


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