「風よ、もてぎへいざなえ!」



「風よ、もてぎへいざなえ!」
〜ENJOY HONDA オフ〜
  

栃木県の東部。
緑の山並みの中に、忽然と現れる巨大な施設がある。
「ツインリンクもてぎ」
車、バイク、そして、モータースポーツを愛する人々の楽園。

そこへ集う人々の姿があった。
車種も違えば、互いの顔すら知らない人々。
「ホンダがすきだから」「ホンダの車がすきだから」
彼らの理由は、それで充分だった。

「俺たちSのりも、ENJOY HONDAに参加するぞ。オーバルをSで埋め尽くすんだ!」
ギンちゃんに話を持ちかけられた、越後の頭領。
奮い立った。
頭領には、やらねばならない理由があった。

彼の祖父は田舎の自転車屋。交通機関の全くない土地で、人々の役に立つようにと
HONDAのバイクを売り始めた。
「今度は俺の番だ。Sのりが楽しめる一日にしてみせる」

もてぎへ集え、Sのり達。

これは、ホンダの車を愛する人々とSのり達、大きな交流のドラマである。